「今週の1本!」vol.36
2008.07.05
o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o
勉強や仕事に集中していると、1日中ほとんど外に出ずじ
まいなんて人もいるのでは? でもアウトドアにぴったり
のこの季節、たまには屋外に出て自然と触れ合うのもいい
気分転換になりますよ。
というわけで、7月のテーマは“自然”です。
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『サン・ジャックへの道』 by 藤田奈緒
近年、山歩きがブームとなっていますが、この夏は富士山に登ってやろうと目下、計画中です。しかし、普段運動とは無縁の私がいきなり山登りなど無茶な話。ひとまず練習を積むべく向かったのは、富士山と並ぶミシュランの三ツ星観光地、高尾山。新宿から電車に揺られて50分、あっという間に到着です。
高尾山口の駅に降り立つと、駅前の広場は、登山靴を履いてストックを持った老若男女で溢れかえっていました。気軽にピクニック気分だったのに、もしや意外と本格的!?一瞬ひるみましたが、気を取り直して登山開始。沢沿いのコースを進みます。
鬱蒼と木が生い茂る森の中を歩いていると、気づけば無心になっている自分がいました。一歩一歩、土を踏みしめて歩き、大きくうねる木の根っこを1つ1つ越えていく。ホトトギスの声に耳を傾け、草の間を走り抜けるリスの数を数えたり、小学校の理科の教科書に載っていたであろう昆虫の卵を発見したり。長らく使うことを忘れていた感覚が呼び覚まされたとでも言いましょうか、広い宇宙の中にいる自分を俯瞰して見ているような、何とも不思議な感覚を味わいました。心の中はいつになく穏やかです。
『サン・ジャックへの道』で様々なバックグラウンドを持つ9人の男女が歩くのは、フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの1500キロにも及ぶ巡礼路。聖地を目指し、果てしなく広がる自然の中をひたすら歩く中で、それぞれの抱える問題が浮き彫りになり、やがて解決されていきます。“歩く”ことによって、彼らは自分自身と深く向き合い、心の中の葛藤を乗り越え、それまでとは違う自分を自ら見出します。そして、それぞれがモメている時には霞んでいた背景の美しい景色は、それぞれがハッピーになった時にやっと、本来の美しさを主張し始めるのです。(実際、舞台となった南ヨーロッパの大自然の美しさは素晴らしいの一言!)
ところで、1時間半のお気軽登山コースを息を切らせながら登りきった私。山頂のビアガーデンがまだクローズ中で、楽しみにしていたビールにありつけず意気消沈。しりとりをしながら駆け足で下山し、現実世界へと戻りました。
でも、一度はホトケの心を手に入れることに成功したのだから、近いうちにまた、あの感覚を味わってみたいもの。ただし今度行くのは、ビアガーデンがオープンしているかどうかちゃーんと調べてからですけどね。
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『サン・ジャックへの道』
監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン他
製作年:2006年
製作国:フランス
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勉強や仕事に集中していると、1日中ほとんど外に出ずじ
まいなんて人もいるのでは? でもアウトドアにぴったり
のこの季節、たまには屋外に出て自然と触れ合うのもいい
気分転換になりますよ。
というわけで、7月のテーマは“自然”です。
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『サン・ジャックへの道』 by 藤田奈緒
近年、山歩きがブームとなっていますが、この夏は富士山に登ってやろうと目下、計画中です。しかし、普段運動とは無縁の私がいきなり山登りなど無茶な話。ひとまず練習を積むべく向かったのは、富士山と並ぶミシュランの三ツ星観光地、高尾山。新宿から電車に揺られて50分、あっという間に到着です。
高尾山口の駅に降り立つと、駅前の広場は、登山靴を履いてストックを持った老若男女で溢れかえっていました。気軽にピクニック気分だったのに、もしや意外と本格的!?一瞬ひるみましたが、気を取り直して登山開始。沢沿いのコースを進みます。
鬱蒼と木が生い茂る森の中を歩いていると、気づけば無心になっている自分がいました。一歩一歩、土を踏みしめて歩き、大きくうねる木の根っこを1つ1つ越えていく。ホトトギスの声に耳を傾け、草の間を走り抜けるリスの数を数えたり、小学校の理科の教科書に載っていたであろう昆虫の卵を発見したり。長らく使うことを忘れていた感覚が呼び覚まされたとでも言いましょうか、広い宇宙の中にいる自分を俯瞰して見ているような、何とも不思議な感覚を味わいました。心の中はいつになく穏やかです。
『サン・ジャックへの道』で様々なバックグラウンドを持つ9人の男女が歩くのは、フランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの1500キロにも及ぶ巡礼路。聖地を目指し、果てしなく広がる自然の中をひたすら歩く中で、それぞれの抱える問題が浮き彫りになり、やがて解決されていきます。“歩く”ことによって、彼らは自分自身と深く向き合い、心の中の葛藤を乗り越え、それまでとは違う自分を自ら見出します。そして、それぞれがモメている時には霞んでいた背景の美しい景色は、それぞれがハッピーになった時にやっと、本来の美しさを主張し始めるのです。(実際、舞台となった南ヨーロッパの大自然の美しさは素晴らしいの一言!)
ところで、1時間半のお気軽登山コースを息を切らせながら登りきった私。山頂のビアガーデンがまだクローズ中で、楽しみにしていたビールにありつけず意気消沈。しりとりをしながら駆け足で下山し、現実世界へと戻りました。
でも、一度はホトケの心を手に入れることに成功したのだから、近いうちにまた、あの感覚を味わってみたいもの。ただし今度行くのは、ビアガーデンがオープンしているかどうかちゃーんと調べてからですけどね。
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『サン・ジャックへの道』
監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン、アルチュス・ド・パンゲルン他
製作年:2006年
製作国:フランス
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「今週の1本!」vol.35
2008.06.21
『アルカトラズからの脱出』 by 石井清猛
アクション映画がない人生が今の人生と全く違ったものになってしまうと痛いほど自覚している私たちですら、忙しい毎日の生活の中で、優れたアクション映画が持つ多様で豊かな表情をつい忘れてしまいがちです。
残念ながら私たちの人生において、爆破や銃撃戦やカーチェイスや超能力、あるいはカンフーファイトや“バレットタイム”がなくてもアクション=活劇が成立し得ることを思い出す機会は、私たちが考えるよりずっと少ないのです。
製作から30年近く経つこの作品が今も新しい観客を魅了し、何度も見直され、事あるごとに話題に上り続けるのは、この映画が、そんな貴重な機会を与えてくれる数少ない作品のひとつだからかもしれません。
何しろ『サンダーボルト』で20mm砲を使って分厚い金庫の扉を吹き飛ばし、のちの『ファイヤーフォックス』で旧ソ連の最新鋭戦闘機を乗っ取ってまんまと亡命を遂げることになるクリント・イーストウッドが、ここで手にしているのは1本のスプーンだけ。
“最終刑務所”の異名を持つ厳重警戒の刑務所から脱獄するため、彼は溶接加工したスプーンで監房の壁を削るのです。
ただひたすら、毎日欠かさず、少しずつこつこつと。
刑事アクションの金字塔『ダーティー・ハリー』を生んだ名コンビ、ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが前作から8年ぶりに手を組んだのが、この『アルカトラズからの脱出』でした。
サンフランシスコ湾を臨むアルカトラズ島で巨大な要塞のような威容をさらしたアルカトラズ連邦刑務所を舞台に、“絶対不可能”とまで言われていた脱獄に挑んだ4人の囚人の物語を、実話を基に描いた傑作アクションです。
フランク・モーリスは1960年1月18日の嵐の夜、アルカトラズ連邦刑務所へ収監される。四方を潮流の速い海に囲まれ厳重な警備体制が敷かれたこの刑務所は、全米から問題のある囚人ばかりが集められた“最終刑務所”だった。
ウォーデン所長に目をつけられながらも、気を許せる仲間たちと知り合うモーリス。
ある日、モーリスは凶暴な囚人ウルフとの乱闘騒ぎを起こして懲罰房に入れられるが、数日後にそこから出された彼は、ある計画を思いつく。
昔の刑務所仲間アングリン兄弟と食堂で偶然再会したモーリスは、脱獄計画を実行に移す決心を固めるのだった…。
豪雨の中、護送用のボートでアルカトラズ島に渡ってくるモーリス=イーストウッドの罪状や来歴はついに明かされることがなく、その寡黙に計画を遂行する姿は『荒野のストレンジャー』や『ペイルライダー』で彼が演じた“名もなき男”を彷彿とさせます。
もちろんこの映画では、それらの西部劇のクライマックスで描かれたような倒すべき敵を倒す一騎打ちを見ることはできませんが、嵐の海から現れ、やがて闇夜の海に消えるイーストウッドの姿はどこか、謎のガンマンと重なるのです。
モーリスが仲間と共に脱獄計画を進めていく映画後半の描写は圧巻のひと言で、スプーンで壁を削り、即席紙粘土で顔型を作り、掘った穴を隠すカモフラージュを採寸し、またスプーンで壁を削り、崩れたセメントを散歩中にこっそりと捨て、また壁を削り、といったディテールが緻密に積み重ねられ、そのすべてが見る者をつかんで離しません。
モーリスが仲間たちと打ち解けていく様子を描いて、気の抜けたコメディのような、何となくユーモラスな印象すら残す前半部と鮮やかな対照をなしています。
もうひとつ忘れられないのはサウンドトラックです。ジェリー・フィールディングによる低く唸るノイズのようなスコアは、サスペンスフルというよりむしろ、観客の恐怖心を煽り立てているかのよう。そして実際この映画には、ほとんど“ホラー的”と言える瞬間が仕掛けられているのです。
監房の中で黙々と脱獄の準備を進めるイーストウッドが、顔型の出来栄えを見ようと鏡をかざす場面。ゆっくりと鏡の角度を変えていく彼が、そこに見たものは…?
どれだけ恐ろしいものが映っていたか知りたい方、あるいは思い出したい方は、さあ、ためらっていてはいけません。お近くのDVDレンタル店へ急ぎましょう!
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●『アルカトラズからの脱出』
出演:クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン他
製作、監督:ドン・シーゲル
脚本:リチャード・タッグル
撮影:ブルース・サーティーズ
製作年:1979年
製作国:アメリカ
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アクション映画がない人生が今の人生と全く違ったものになってしまうと痛いほど自覚している私たちですら、忙しい毎日の生活の中で、優れたアクション映画が持つ多様で豊かな表情をつい忘れてしまいがちです。
残念ながら私たちの人生において、爆破や銃撃戦やカーチェイスや超能力、あるいはカンフーファイトや“バレットタイム”がなくてもアクション=活劇が成立し得ることを思い出す機会は、私たちが考えるよりずっと少ないのです。
製作から30年近く経つこの作品が今も新しい観客を魅了し、何度も見直され、事あるごとに話題に上り続けるのは、この映画が、そんな貴重な機会を与えてくれる数少ない作品のひとつだからかもしれません。
何しろ『サンダーボルト』で20mm砲を使って分厚い金庫の扉を吹き飛ばし、のちの『ファイヤーフォックス』で旧ソ連の最新鋭戦闘機を乗っ取ってまんまと亡命を遂げることになるクリント・イーストウッドが、ここで手にしているのは1本のスプーンだけ。
“最終刑務所”の異名を持つ厳重警戒の刑務所から脱獄するため、彼は溶接加工したスプーンで監房の壁を削るのです。
ただひたすら、毎日欠かさず、少しずつこつこつと。
刑事アクションの金字塔『ダーティー・ハリー』を生んだ名コンビ、ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドが前作から8年ぶりに手を組んだのが、この『アルカトラズからの脱出』でした。
サンフランシスコ湾を臨むアルカトラズ島で巨大な要塞のような威容をさらしたアルカトラズ連邦刑務所を舞台に、“絶対不可能”とまで言われていた脱獄に挑んだ4人の囚人の物語を、実話を基に描いた傑作アクションです。
フランク・モーリスは1960年1月18日の嵐の夜、アルカトラズ連邦刑務所へ収監される。四方を潮流の速い海に囲まれ厳重な警備体制が敷かれたこの刑務所は、全米から問題のある囚人ばかりが集められた“最終刑務所”だった。
ウォーデン所長に目をつけられながらも、気を許せる仲間たちと知り合うモーリス。
ある日、モーリスは凶暴な囚人ウルフとの乱闘騒ぎを起こして懲罰房に入れられるが、数日後にそこから出された彼は、ある計画を思いつく。
昔の刑務所仲間アングリン兄弟と食堂で偶然再会したモーリスは、脱獄計画を実行に移す決心を固めるのだった…。
豪雨の中、護送用のボートでアルカトラズ島に渡ってくるモーリス=イーストウッドの罪状や来歴はついに明かされることがなく、その寡黙に計画を遂行する姿は『荒野のストレンジャー』や『ペイルライダー』で彼が演じた“名もなき男”を彷彿とさせます。
もちろんこの映画では、それらの西部劇のクライマックスで描かれたような倒すべき敵を倒す一騎打ちを見ることはできませんが、嵐の海から現れ、やがて闇夜の海に消えるイーストウッドの姿はどこか、謎のガンマンと重なるのです。
モーリスが仲間と共に脱獄計画を進めていく映画後半の描写は圧巻のひと言で、スプーンで壁を削り、即席紙粘土で顔型を作り、掘った穴を隠すカモフラージュを採寸し、またスプーンで壁を削り、崩れたセメントを散歩中にこっそりと捨て、また壁を削り、といったディテールが緻密に積み重ねられ、そのすべてが見る者をつかんで離しません。
モーリスが仲間たちと打ち解けていく様子を描いて、気の抜けたコメディのような、何となくユーモラスな印象すら残す前半部と鮮やかな対照をなしています。
もうひとつ忘れられないのはサウンドトラックです。ジェリー・フィールディングによる低く唸るノイズのようなスコアは、サスペンスフルというよりむしろ、観客の恐怖心を煽り立てているかのよう。そして実際この映画には、ほとんど“ホラー的”と言える瞬間が仕掛けられているのです。
監房の中で黙々と脱獄の準備を進めるイーストウッドが、顔型の出来栄えを見ようと鏡をかざす場面。ゆっくりと鏡の角度を変えていく彼が、そこに見たものは…?
どれだけ恐ろしいものが映っていたか知りたい方、あるいは思い出したい方は、さあ、ためらっていてはいけません。お近くのDVDレンタル店へ急ぎましょう!
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●『アルカトラズからの脱出』
出演:クリント・イーストウッド、パトリック・マクグーハン他
製作、監督:ドン・シーゲル
脚本:リチャード・タッグル
撮影:ブルース・サーティーズ
製作年:1979年
製作国:アメリカ
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「今週の1本!」vol.34
2008.06.06
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6月になり、いよいよ梅雨がやってきました。
毎日家にこもりがちなシーズンですが、こんな時こそ1つ
のことにじっくり集中してみてもいいかもしれませんね。
というわけで、6月は梅雨の名脇役(?)、カタツムリに
ちなんで“コツコツ続けていること”がテーマです。
o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o
『真実の行方』 by 浅野一郎
ここ数年、物忘れが激しくなりました… 誰かと映画の話をしていても、“あの俳優、なんていう名前だっけ? ほら、あの俳優だよ!”という会話が多くなりました。しかし不思議なもので、なぜか難しい名前ほど覚えているんですね。中でも絶対に忘れないのが、『ユージュアル・サスペクツ』の“コバヤシ”役でお馴染みの「ピート・ポスルスウェイト」。どんな時でも彼の名前だけはサッと口に上ります。
逆に絶対に覚えられないのが、「エドワード・ノートン」。私のヒーロー、クリント・イーストウッドの次に大好きな俳優なのに、今も思いだすのに苦労しました… 字面だけ見てもピートの方がよっぽど、難易度は“高”だと思うのですが、不思議ですね。というわけで、ノートンの名前だけは忘れないように、機会があるたびにコツコツ復誦しています。
さて、そんなエドワード・ノートンの出演作で、私の脳裏に強烈な印象を植え付けている作品があります。ノートンが大司教の侍者アーロンを演じた『真実の行方』です。
あどけない表情の下に隠れた悪魔の仮面が一気に現れるシーンでは、映画だと分かっていても、ゾッ…とします。ラストのどんでん返しまでグイグイ引き込まれること間違いなしの秀作です。
ノートンはこの作品でゴールデン・グローブ助演男優賞など各賞に輝き、その後も『アメリカン・ヒストリーX』や『25時』等のインパクトの強い作品に出演し高い評価を得ています。
まだ見たことがない方は是非、ご覧になってみてください。ストーリーもさることながら、ノートンの演技にほれぼれしますよ。
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『真実の行方』
監督: グレゴリー・ホブリット
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: リチャード・ギア、ローラ・リニー、エドワード
・ノートン他
製作年: 1996年
製作国: アメリカ
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6月になり、いよいよ梅雨がやってきました。
毎日家にこもりがちなシーズンですが、こんな時こそ1つ
のことにじっくり集中してみてもいいかもしれませんね。
というわけで、6月は梅雨の名脇役(?)、カタツムリに
ちなんで“コツコツ続けていること”がテーマです。
o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o
『真実の行方』 by 浅野一郎
ここ数年、物忘れが激しくなりました… 誰かと映画の話をしていても、“あの俳優、なんていう名前だっけ? ほら、あの俳優だよ!”という会話が多くなりました。しかし不思議なもので、なぜか難しい名前ほど覚えているんですね。中でも絶対に忘れないのが、『ユージュアル・サスペクツ』の“コバヤシ”役でお馴染みの「ピート・ポスルスウェイト」。どんな時でも彼の名前だけはサッと口に上ります。
逆に絶対に覚えられないのが、「エドワード・ノートン」。私のヒーロー、クリント・イーストウッドの次に大好きな俳優なのに、今も思いだすのに苦労しました… 字面だけ見てもピートの方がよっぽど、難易度は“高”だと思うのですが、不思議ですね。というわけで、ノートンの名前だけは忘れないように、機会があるたびにコツコツ復誦しています。
さて、そんなエドワード・ノートンの出演作で、私の脳裏に強烈な印象を植え付けている作品があります。ノートンが大司教の侍者アーロンを演じた『真実の行方』です。
あどけない表情の下に隠れた悪魔の仮面が一気に現れるシーンでは、映画だと分かっていても、ゾッ…とします。ラストのどんでん返しまでグイグイ引き込まれること間違いなしの秀作です。
ノートンはこの作品でゴールデン・グローブ助演男優賞など各賞に輝き、その後も『アメリカン・ヒストリーX』や『25時』等のインパクトの強い作品に出演し高い評価を得ています。
まだ見たことがない方は是非、ご覧になってみてください。ストーリーもさることながら、ノートンの演技にほれぼれしますよ。
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『真実の行方』
監督: グレゴリー・ホブリット
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演: リチャード・ギア、ローラ・リニー、エドワード
・ノートン他
製作年: 1996年
製作国: アメリカ
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